今週のお題「おとうさん」
出遅れた^^;
私の父は30代でなくなりました。
私は物心つく前だったので父の記憶はありません。
記憶が無いことはある意味幸せかもしれないと思います。
それがあたり前のことだったので、
父がいないことに対して特別な感情もあまりわかず、
寂しいとか、会いたいとかもあまり思わなかったと思います。
結構薄情だからだとも思いますが、
ありがたいことに、母がきちんと育ててくれたし、日本の制度にも助けられたし、周りにも恵まれて同情はされどいじめられることもなかったために、苦労なく育ったこともあるかなと思います。
そう、あまり何の感情も持たなかったわけですが、
ただなんとなく
「若くして死んでしまってかわいそう」という気持ちがありました。
周りの人がそう言っていたのを聞いていたのもあります。
でも、実際30数年生きてみると、
「30年って結構長い。なかなか十分生きたわ。」
という気持ちになりました。
勉強して、就職して、家庭を持って子どもを持って
笑って、泣いて、いいことも、悪いこともあって。
そういう人生にをただ一言「かわいそう」でまとめてしまって、どんなものだったのか思いを馳せることもなかったなと。
(自分から聞くことがなかったのでいまだ父については何も知らない^^;)
というわけで
父の人生を軽んじていたというか、なんと言っていいか表現が思いつかないのですが、
お父さん、勝手に可愛そうな人にしてごめんなさい。
そして、家庭を持って、子どもが産まれて思ったことは、
家族を残して、特に子どもの成長を見れずに死んでしまうことは
とても無念だろうなということです。
父親というものを知らずに育ちましだが、父が若くしてなくなったことからはいろいろと学べたのかなと思います。
特にその年齢に近づくにつれて。
今、ちょっと気の早い終活というか、身の回りをなるべく整理して置きたいという思いもこのあたりからうまれてきているのだと思います。
ときどきふと思うだけで、実際は全然進んでいないのですけどね(笑)